ブログ本文&資料

2010年2月4日木曜日

立春2010

今日は暦の上で春の初め、立春である。小金井公園の梅林も一部花を咲かせているが、太陽が雲に隠れるとまだまだ寒い。

「東国歳時記」の立春の項に、「立春の日、春に宜(よろ)しき字を門に貼る」(荊楚歳時記)を引いて、「春聯(れん)を貼り、立春を祝う。これを春祝という。」と記している。

立春にかかわる来歴が記載されているが、民間の慣いの部分を抜書きする。
「民間でも柱や門楣(もんび)につぎのような文例の対聯を書いて貼る。」(次の対の中から選ぶ)

寿如山 富如海
去千災 来百福
立春大吉 建陽多慶 ← ポピュラーのようだ。(입춘대길 건양다경)
尭之日月 舜之乾坤
愛君希道泰 憂国願年豊
父母千年寿 子孫万代栄
天下太平春 四方無一事
国有風雲慶 家無桂玉愁
災従春雪消 福逐夏雲興
北堂萓草緑 南極寿星明
天上三陽近 人間五福来
鶏鳴新歳徳 犬吠旧年災
掃地黄金出 開門百福来
鳳鳴南山月 麟遊北岳風
門迎春夏秋冬福 戸納東西南北財
六鰲拝献南山寿 九竜載輪四海珍
天増歳月人増寿 春満乾坤福満家

「歳粧(ソルビム:설빔)して(門扉の左右に貼られた)春聯の前に立つ子どもたち」との写真がある。

(参考)
「文化日報(문화일보)」の記事「立春大吉(입춘대길)」(2/4、ファン・ソンギュ(황성규)論説委員)

(追記)
「chosun.com(朝鮮日報)」の記事「幸運を願って…」(2/2)、「jo!ns(中央日報)」の記事「立春大吉、春よ来い!」(2/5)に写真がある。