産業技術総合研究所 地質調査総合センター発行の「地質ニュース」に掲載された、韓国の鉱床情報を、本ブログの7/1にリンクしたが、同じく同誌2006年1月号に石原舜三氏の報告「北朝鮮は黄金の国? コリア半島の金鉱床とその基盤的背景」があるのでリンクさせていただく。
・韓国の主要な金鉱床は,先カンブリア紀の京畿帯に産出するが,その生成年代は中生代である.
・過去の産金量第1位は(白亜紀金鉱床の京畿道にある)ムクック(無極)-ケムワン(金旺)鉱山のAu 19.7トン。
・ムクック(無極)鉱山の稼行期間は34~42, 54~70, 81~97年、同じくケムワン(金旺)鉱山は82~94年で共に終業しているようだ。
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2009年10月5日月曜日
韓国の山
以前、鉱物採集の帰り、車内の雑談で韓国の山の高さが話題になったとき、考えずに、雪岳山じゃないですかねといってしまったが、間違って喋ったので整理する。
⇒朝鮮半島でみれば火山の白頭山(백두산:2,744m)が最高峰で、中国吉林省と北朝鮮両江道の国境にある。
⇒韓国の全域でみれば済州島にある火山の漢拏山(한라산:1,950m)が最高峰だ。
⇒韓国本土(半島部)でみれば全羅南道、全羅北道、慶尚南道にまたがる花崗岩質の智異山(지리산:天王峯1,915m)が最高峰だ。また2,000mを越える山はない。(ちなみに日本は3,000mを越える山が21山ある)
⇒韓国北東部江原道にある雪岳山(설악산:1,708m)は、花崗岩質の山で、漢拏山、智異山につづく第三の峰だ。
(参考)
「数値地質図 P-4 韓国南部・日本西部及び周辺海域の地球科学図集」の「地質・海底地形の陰影図(脇田浩二ほか)」に、(地図範囲に限定されるかもしれないが)、次のように説明している。
「日本と韓国の地質は,大変異なっている.韓国では,先カンブリア紀の花崗岩や片麻岩が古生代や中生代の深成岩類に貫入されており,古生代から新生代の堆積岩類や火山岩類によって覆われている.一方,日本列島では,非変成もしくは変成している後期古生代から中生代の付加複合体に中生代から新生代の火成岩類や堆積岩類が伴っている.ただし,飛騨帯や南部北上帯,黒瀬川帯などでは,韓国と類似した古期岩類が分布している.」
⇒朝鮮半島でみれば火山の白頭山(백두산:2,744m)が最高峰で、中国吉林省と北朝鮮両江道の国境にある。
⇒韓国の全域でみれば済州島にある火山の漢拏山(한라산:1,950m)が最高峰だ。
⇒韓国本土(半島部)でみれば全羅南道、全羅北道、慶尚南道にまたがる花崗岩質の智異山(지리산:天王峯1,915m)が最高峰だ。また2,000mを越える山はない。(ちなみに日本は3,000mを越える山が21山ある)
⇒韓国北東部江原道にある雪岳山(설악산:1,708m)は、花崗岩質の山で、漢拏山、智異山につづく第三の峰だ。
(参考)
「数値地質図 P-4 韓国南部・日本西部及び周辺海域の地球科学図集」の「地質・海底地形の陰影図(脇田浩二ほか)」に、(地図範囲に限定されるかもしれないが)、次のように説明している。
「日本と韓国の地質は,大変異なっている.韓国では,先カンブリア紀の花崗岩や片麻岩が古生代や中生代の深成岩類に貫入されており,古生代から新生代の堆積岩類や火山岩類によって覆われている.一方,日本列島では,非変成もしくは変成している後期古生代から中生代の付加複合体に中生代から新生代の火成岩類や堆積岩類が伴っている.ただし,飛騨帯や南部北上帯,黒瀬川帯などでは,韓国と類似した古期岩類が分布している.」
Jへ:オーケストラ演奏
「ハンギョレジャーナル(한겨레저널)」の「コミュニティ≫7080カフェ」(9/24)で、イ・ソンヒの「Jへ」のオーケストラバージョンを、透明なゆったりした広がりの中で聞くことができる。連続して他の曲のオーケストラ演奏も楽しめる。(注記として「私たちの歌 オーケストラ演奏集」の記載がある)
(追記:2010年4月30日)
残念ながら上記で聴取できないようになっようだ。同じ音源と思われるものを、ブログ「山に登ろう(산을 오르자)」で紹介の「Jへ(J에게)」で聴くことができる。
(追記:2010年4月30日)
残念ながら上記で聴取できないようになっようだ。同じ音源と思われるものを、ブログ「山に登ろう(산을 오르자)」で紹介の「Jへ(J에게)」で聴くことができる。