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2009年10月7日水曜日

イ・ソンヒと山寺音楽会

韓国の寺院は歴史的事情から山深くにあって、9月-10月の清々しい時期に山寺音楽会が行われているようだ。イ・ソンヒの音楽活動の場に、この山寺音楽会があるのはいうまでもない。
彼女の出自を別にすれば、特別に仏教との関係を強調しているか定かでないが、例えばNATE Q&Aに「仏教を信じるアーティストリスト」に、イ・ミジャなどとともに名前があげられている。

韓国仏教について、東国大学教授の金浩星氏による「韓国から見た日本仏教史」(山形大学「歴史・地理・人類学論集」第8号,13-22,2007年)という、ある書評をベースにされたものがある。韓国仏教のある事情を次のように説明されている。
独立前の「朝鮮仏教のほとんどのお坊さんたちは日本仏教の影響を受けて結婚してしまった。1945年独立の後、極少数の比丘(結婚しない独身の僧侶)たちが寺院から結婚していた僧侶(韓国語では「帯妻」といい、日本では「妻帯」という。)たちを追い出したこと。1954年8月24日、禅学院(ソウル)で「全国比丘僧代表者大会」から始まって、1970年5月9日、太古宗が成立されて終わった。比丘僧の宗団がいまの曹渓宗である。」

全羅北道の高敞郡にある曹渓宗禅雲寺(ソヌンサ)で、「禅雲寺の四季」を主題にした山寺音楽会が開催されて、イ・ソンヒが出演している。(「mediabuddha.net 」(9/10)、本ブログ:9/5)

(本ブログ関連:4/14、9/5)